2003年6月22日(日) 稚内〜礼文島〜稚内:晴れ時々曇り 朝6時20分の香深・礼文島行きのフェリーを乗るためにYHを5時40分過ぎに出発した。フェリー乗場まで徒歩10分足らずで到着したため6時20分礼文島行きの乗船ゲートにはツアー客が50名ほど並んでいた。毎年乗っていてツアー客がたくさんいるの知っているが、時間が早くてこれぐらいだったらと思った。しかし、乗船が6時過ぎに開始されると2等客室は予想通り一杯で各ツアーが占領している光景はいつものことである。今年は船外で出航風景を見ずに2等客室で横になり約1時間55分船室でいた。稚内から利尻富士が見えなかったため島は霧に覆われている感じだった。礼文島近くになったため船外から利尻富士を見に行くと頂上は雲で隠れていた。定刻8時15分に礼文島・香深港に到着し昨年とはちょっと違った光景を感じた。それは礼文名物・桃岩ユースのお出迎えである。今年は宿舎裏の山崩れで今年の営業が閉鎖されているからである。本来なら僕も宿泊予定だったが、急遽稚内日帰りに変更した。 いつもの出迎えが無いまま島に上陸した。今年はレンタル・スクーター(一日5,000円)で島内を観光する計画である。島内の行動はバスのみで観光バスは限られたところだけであり、路線バスは本数がないためにレンタルにしたのである。フェリーターミナル前でレンタルバイクを借り、天気の悪い南の桃岩展望台に向かった。展望台の駐車場でバイクを置き元地灯台まで歩いた。往復約3時間で元の駐車場に戻れたが、元地灯台では到着後いきなりガスが立ちこめ一面白い景色に変わった。15分ほど休憩かわりにいたが天候は変わろうとしないため元の桃岩方面に戻った。ずっと歩いていると「こんにちは!」いう掛け声が僕に掛けて来た人がいた。それは昨年利尻島のYHで一緒だった男性だった。僕も彼も連絡無しで礼文に来ていたのにこんなところでばったり会うとは世の中広いようで狭いと思われた。その後桃岩展望台で別れ再度の出会いを約束した。バイクに乗り元地海岸にあるうに丼を食べに行った。 到着後、2件ある内のひとつ・佐藤売店でおばちゃんに「こんにちは」と声を掛けた。事前にメールで行くと行っていた為あまり驚くことなく出迎えてくれた。昨年お世話になったお父さんにも会いたかったが、丁度この日は祭りの日であり神輿を担いでいるため14時過ぎまで帰ってこないと言われた。さらに地区内の人がたんさん居て昼でもあり観光バス・客とたくさんの人だかりだった。僕は近くの地蔵岩を見に行くと言ってその場を離れ本来入ってはいけない地蔵岩下まで写真を撮りに行った。店に戻りうに丼を食べようと思いテーブルに座っていたら、おばちゃんが「ほっけのチャンチャン焼き」のセッティングをして頂いた。本来こんなメニューはないのだが、サービスで美味しく食べた。味は味噌が辛かったがほっけが美味しくこんな食べ方は初めてだったためすごく良かった。同時にうに丼ととど肉を食べかぼちゃもちを購入しておっちゃんが帰ってくるのを待たずして島の北に向かった。予定時間を1時間以上遅れているため急いで北に向かった。島の北東先端の金田ノ岬の途中に礼文空港があったが、閉鎖されているようで閑散としており小高い丘の上に滑走路があった。丘を下り道路の曲がり道が島の先端の金田ノ岬で売店があるため場所が判り振返ると高台に灯台があった。大した観光名所ではなさそうなので対岸のスコトン岬方面に向かった。今年から定期観光バスのコースになった江戸屋の車道より花の開花状況を見たが、あまりたくさんの種類がさいていなく大したことはなかった。その後時間が無くスコトン岬先端には行かなかったがトド島展望台からスコトン岬を望みスカイ岬に向かった。途中時期が遅いがレブンアツモリ草群生地に行った。監視人が小屋に4人ほどいたがどこかに咲いていないか聞いたところ1輪だけ咲いており、柵内遠くに見つけれた。写真を撮りスカイ岬に行った。時間は15時50分ここから急いで香深港までは30分はかかるので急いでフェリーターミナル前のレンタルバイクを返した。予定は16時ごろ返却で16時20分の最終の1便前で帰ろうと思ったが、時間が少なかったため、最終便まで時間があるため11段のソフトクリームで有名な「さざなみ」で食べた。クリームが硬くないため押し付けられて高さはそれなりだった。クリームを落とさず全てを食べ終えてフェリーに乗る手続きをとった。待合室など乗船者は少なそうで利礼航路で初めて横になって稚内まで帰った。こんなに少ない便もたまにはあるようである。定刻19時20分に稚内港に到着し駅前の「ひとしの店」でかにめしを食べた。その後昨日同様ユースホステルに戻り風呂に入った後就寝した。 |