2003年7月9日(水) 帯広〜襟裳岬:晴れ 釧路〜厚床:曇りのち雨

朝7時前に起床し、昨日同様ホテルのサービス朝食を食べた。メニューは昨日同様で早めに食べて8時前にホテルをチェックアウトした。今日からはレンタカーを借りて道内を動く予定を立てていて、事前に会社の割引を使ってジャパレンに予約していた。ホテルから帯広駅を越えたところに帯広営業所があり、徒歩10分ほど歩いてレンターカーを借りた。ここ2年は自動車に乗っていなかったが、広い北海道でゆっくり走れば大したことがないと思い、自動車で行動することにした。レンターカー店で手続きをとり、4日間乗捨て、免責料込み料金を払った。借りた車は、ホンダのフィットで1300CCだった。乗り心地は良く、カーナビ装備で店員にカーナビをセットして頂き、出発した。カーナビは目的地の襟裳岬ではなく中札内にセットされただけだった。レンタカー店を出発したが国道に行くまで市内を迂回し出だしに時間を要したが、昨日定期観光バスの車内から見た旧愛国駅に行った。駅舎の中には当時の駅で使用していた備品が飾られ、交通博物館と言われるには、もう一歩だが、線路上にSL一両が展示していた。周辺は整備されていが平日の朝ということで誰も居ない状態だった。駅前の御土産でキップを買ったが、店屋の人は常時いないため、呼び出し音がなっているにもかかわらず10分ほど待ってたった1枚のキップを購入した。少し時間がかかったが、次の駅だった旧大正駅に向かった。約10分後に旧大正駅に着いたが、ホームのみ残っており、あまり目たって居なかったため、次の旧幸福駅に向かった。ここでは昨日も来ていたが、2件の土産屋の奥側でキップを買って車に戻った。ここでは2件の御土産屋があるが、昔からあったのが、奥の店と昨日のバスガイドさんが言っていた。時間は10時を過ぎて予定より30分ほど遅れて目的地の襟裳岬へ向かった。その前にカーナビをセットするのに10分ほど要して休憩なしの約2時間で襟裳岬に行った。途中には道の駅もあったが、2時間だと疲れも無く岬に12時8分に着いた。まずは岬の先端に行き、十勝山脈の先が見える場所まで行った。海の方まで山脈が連なっていてこれが山の最後という景色が見られた。天気は曇りで本州は見えなかったが、風は思ったほど強くは無かった。1時ごろに駐車場近くにあるレストランでつぶ貝丼を食べた。細かいつぶ貝がたくさん入っており最後までたくさんあって逆に気持ち悪くなった。食事を終えて岬の駐車場付近の「風の館」に入った。本来500円の入館料はとほ宿の本で100円の割引で入館した。しかし、とほ宿の本が無くても御土産屋で割引券が貰えるのでもらったらどうでしょう。薄暗いトンネルを越えて入口に入ると襟裳岬先端の岩陰にアザラシが見える部屋へ行った。当日朝にはラッコ一匹がいたという掲示板があり、現在のアザラシの頭数が掲示板に書かれていた。さらに望遠鏡3台で直接アザラシを見ることが出来た。岩の色とよく似ているため肉眼ではわかりづらかったが、望遠鏡でははっきり見えた。その後映像コーナーで十勝山脈に関しての映像を見て13時45分からの風の体験コーナーに向かった。風速を体験できる部屋に行き、時間が14時近くなったので、急いで厚岸に向かうことにした。ここからはカーナビで20時を予定していたが、18時に食事を摂る予約をしていたためどのように考えても予定通りには着かないのは判って13時50分に岬を出発した。途中まで、行きと同じ道を戻り海岸線の黄金道路を通り、さらに海岸線の国道を通り釧路に向かった。17時過ぎには休むことなく釧路市内を渋滞の中通り過ぎて陸地沿いの国道44号を通り厚岸YHへ向かった。途中釧路手前から厚岸手前まで霧雨に出会い18時が過ぎたので望洋台から宿に電話した。今日の宿は厚岸YHで、あとで判ったが、遠藤旅館でもあった。電話に取ったのが宿のおばあさんで、近くまでの土地勘がなさそうで旦那に電話越しで望洋台を聞いていた。食事にしても時間は別にたいしたことはないようで心配しすぎだった。厚岸大橋を越えて地図を見ながら人に2回聞いてやっと宿に着いた。着いたら全く出向かいが無く呼んでも出てこないため食堂方向へ向かってやっと旦那が対応してくれた。しかし、無愛想であげくの果て4人部屋に5人を入れて自分が出て一人部屋に移動した。その後風呂に入りゆっくりしたが、和室の8畳ぐらいの間には窓を開けていたため蚊や蛾が部屋に入り込み殺すまで必死であった。テレビを見て今日の襟裳からの疲れもあり4時間の運転は大変で、23時前には就寝した。


← 前日   翌日 →