2004年5月22日(土) 稚内: 礼文島:曇り一時にわか雨

夜行バスを乗り途中3箇所でトイレ休憩があったが、深夜であったため3箇所の「道の駅」がどこか知らずに所々停車していたのは知っていた。朝5時前に車内放送で「まもなく稚内市内」と言われ市内のバス停で一人・二人と下車して行き、稚内駅前バスターミナルでは二・三人下車した。僕も時間が早いため下車の予定であったが、大雨のため最終のフェリーターミナルまで乗っていった。予定は5時30分だったが、10分ほど早く到着した。待合所は車を船に載せる人が30分からの受付に並んでいた。
昨日買ったサンドイッチとコーヒーで朝食を採った。その後、礼文島・香深港までの乗船券・2等室2,100円を自販機で購入し乗船を待った。以前まで乗船名簿の記入が必須だったが、4月から個人情報上で廃止になっていた。6時5分過ぎに雨の中乗船した。ツアー客が3組ほどいたが人数確認で乗船をしなかったため横目で見ながら二番目に船に乗った。季節が早いためツアー客は少なかったが、二等席のフロアーには満室状態だったが、自分のエリアは雑魚寝ができるように他の個人客(仕事で北見からきた人二人など)と一角を確保した。他のツアー客はぶつぶつ言っていたがすぐに横になった。途中は高い波でたまには左右に揺られ海が荒れているのを感じられたが船酔いせずに2時間弱で定刻より10分ほど遅れて礼文島・香深港に到着した。今日の宿泊の星観荘の方に挨拶し今日島を出る人を見送った。その前に予定ではレンタルバイクを借りる予定だったが、風が強いため断られ再び星観荘の人達のもとに戻り一人の女性と共に知床からの桃岩コースを歩いた。9時ごろにフェリーターミナルから星観荘の車でコース入口まで送って頂いた。雨は上がり向かいに利尻富士が一部見え、電柱越しの山道を登っていった。所々に花を見て電柱に書かれた29番奥には通称「秘密の花園」エリアがあった。遊歩道が整えられ辺りには花(名前は勉強不足のため花とだけ)が沢山咲いていた。後ろに元地灯台・右には日本海・目の前には利尻富士と絶景のロケーションだった。ただ天気は曇りだったのが残念だった。数分で元地灯台に到着し、さらに桃岩展望台まで約1.5KMを歩く。左には断崖絶壁が続き、強風で落とされないようにロープを持ちながら滑る道を進んで行った。11時前に桃岩展望台に到着したが、風が強く早く港へ戻ることにした。当初元地へ行く予定だったが、今年は元地のうに丼は諦めた。女性と共に港に戻り女性は宿の弁当を食べたが、僕は港近くにある「ちどり」でほっけのチャンチャン焼きを食べた。定食は御飯・味噌汁・漬物・一品が付き500円プラスの1400円で炭火の上で焼かれるホッケを食べた。油がのり、味噌味が良く美味しく食べられた。
フェリーターミナルで女性と再び会い、12時55分のバスで浜中まで乗車した。14時前に到着し1020円の運賃を払い、この時期のみのレブンアツモリソウ群生地に向かった。ラッキーにも本日から保護地域の開園オープン日だった。(昨日から開いていたようだが)
数百メートルの遊歩道につぼみ状態の花が数個咲いていた。思っていたほどの感動はなかったが、一部では5株ほどの花が咲いている場所もあった。また雑種のホテイアツモリも2凛ありこの時期の数日でもぎ取ることと監視人は行っていた。(雑種のためレブンアツモリソウに影響がおこらないようにするための処置らしい)
約30分ほど群生地にいて、宿の星観荘へ向かった。バスが無く、1時間ほどと言われていたが約1時間半でスコトン岬近くの星観荘に到着した。宿にはオーナーが16時に港に迎えに行ったため手伝いさんが部屋の説明等を行ってくれた。(迎えの車は歩いている途中ですれ違ったが)
16時前に着き部屋に入ると2人の関東から来た人と同部屋・和室だった。布団を引き風呂に入った。
その後、部屋では北朝鮮からの拉致被害者の子供帰国・特別番組が映っていた。
18時前に食堂で食事して一旦部屋に戻った。20時前にはミーティングがあり、自己紹介および明日の予定を発表し半数以上が島を出るのであった。最後に全員で写真をとり消灯までお酒を飲みながらすごした。

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