2004年7月25日(日) 羽幌〜焼尻〜天売:曇り一時小雨 羽幌遊歩ユースホステルの4人部屋に一人で寝ていたが、朝3時すぎには外は明るく目覚めた。外を見てみると天気予報どおり曇りだった。予報は雨とも言っていたが早朝は曇りで天売・焼尻方向は霧で島影は見えなかった。朝食は7時からのためもう一寝入りをして6時30分には起床した。7時前には1階の談話室でテレビを見て7時すぎに朝食を採った。 今日は朝から島へ渡る予定をしており、ペアレントに港まで送ってもらうことにした。8時30分のフェリーを予定しており7時50分前にYHを出発した。8時の高速艇が停泊していたがいつの間にか出港していた。時間は8時過ぎだった。フェリー代1,650円を払いフェリーを乗り、二等席のエリアに陣を取った。昨日は高速艇の2便から高波で欠航していたが、今日は高速艇も出港したため波はそれほどだと思っていた。しかし出港後、約1時間で到着予定だったが波が高く船が揺れ、気分が悪かった。羽幌フェリーターミナルにロッカーが無かったため大きな荷物を持ち、最初の島・焼尻島へ10分遅れで到着した。島は閑散として旭川からきたツアー客20人ほどが集団で観光タクシーに乗り込んで行った。天気は島全体に雲がかかり、雨も少し降ってきたので自転車の島内観光を断念して、島内観光1,300円の観光ハイヤーを利用した。ここでフェリーで一緒だった旭川からのツアー客と一緒に観光を行った。9人乗りのジャンボタクシーが三台連なりスクターでガイドの女性が付いて来て焼尻島で有名な「オンコの荘」へ向かった。林の入口で車を降りそこからは女性ガイドに付いて行き鷹の巣園地まで小雨が降る中歩いた。迎えの車が中々来なかった。その間1台の車が観光客を乗せて来た。先ほどの女性ガイドが我々と逆方向でその観光客を連れて行った。約20分ほどトイレのある鷹の巣で1台の運転手の話を聞きながら車を待った。天候はガス・霧で景色が見えない状態だった。やっと車が来て港方向へ戻った。11時15分には港に着いたが、天売島への高速艇が11時45分発で時間が30分ほどあったが、ターミナルで時間を過ごした。高速艇のため1,340円の乗船券を買い15分で隣の島・天売島へ到着した。天気は曇りで島にはガスが掛かり雨は降らない感じだったため、まずは昼食と思った。旭川からのツアー客は13時の島内観光バスを乗る前にフェリーターミナル前の食堂で食事をすると言っていたが、私は一緒の行動を避けた。1時間を待つのは嫌なため、レンタサイクル(1,000円)を借りることにした。そこで何か美味しいものがある場所を聞き、フェリー乗り場から少し離れた「番屋」でうに丼(1,200円)を食べた。鉄砲汁と漬物が付き多くのうにが御飯の上にのっていた。雲丹はむらさき雲丹だが味はまずまず。店の人曰く「今日最後の雲丹だったよ。ラッキー」と2人から言われた。食事を終えて5分ぐらいのところで今夜の宿「オロロン荘」に荷物を置かせて頂いた。女将さんが好意的に荷物を受け取り部屋へ持っていって頂けた。大きな荷物が前カゴから無くなりゆっくり走りながら、ウトウの巣で有名な赤岩に向かった。急激な登りが続き、左右に「まむし注意」の看板が立つところを自転車を押しながら登って行った。13時15分ぐらいに観光バスが後ろから来たため道脇に寄り抜かして行った。車内は先ほどの旭川からのツアー客だった。赤岩に到着後ツアー客と会話して、千鳥ヶ浦・観音岬で再度会いながら宿の迎えの時間16時が1時間ほどあるため、海の宇宙館(300円)で時間を潰し、さらに無料の海鳥展示館に立ち寄った。本日始めての来館者で署名して館内の人(館長?)が「島の観光ビデオを観られますか?」と言われたので約20分ほど見て、館内の海鳥のはく製を見た後フェリー乗り場に向かい自転車を返した。フェリー乗り場では旭川からのツアー客が船を待っていた。私は宿の迎えを待っていた。16時前に看板を持った女性が迎えに来てくれた。宿に着くと昼の女将さんが部屋を案内し、風呂も入れると言っていた。宿にはこの時間誰も居なそうだったので1時間ほどゆっくりして風呂に入った。17時40分過ぎに部屋食を持ってきてもらい雲丹・あわび・毛蟹等食べられないほどの食事を満喫して女将さんが引き取りに来た。またこの宿のサービスとして「夜のウトウ観察ツアー」がある。事前に女将さんから行かれるか聞かれていたので希望していた。食事が終えて私一人が宿の主人運転で昼に行った赤岩のウトウの巣近くへ連れて行ってくれた。この日は島がガスに掛かり、暗くなるのが早いため18時30分過ぎにウトウを観に連れて頂いた。現地では昼とは違い上空で大群のウトウが巣に戻るシーンが幾度も幾度も続く状態だった。主人は小魚を持つウトウが飛んでいる間に判っているようだったが、私には全く見えなくあっと言う間の出来事でガスで今日は低空で巣穴を探すため主人はビクビクしていた。(以前、ぶっかったことがあったらしい)あれやこれやみている間に辺りは暗くなり主人から借りた懐中電灯で着地したウトウが魚を持っていないか辺りを照らしていた。この時期(7月下旬)はヒナがかえり親鳥は餌を持って来ない可能性があるとも言われウトウも少ないとも言われていた。ところが、道脇の巣穴で小魚を持つウトウが見れ、写真も写せた。懐中電灯・カメラのフラッシュで鳥に影響がありそうだが、10年以上も鳥が増え続けているのであまり悪影響がなさそうである。主人は他の宿が依頼した観光バスで「ゆっくり乗って帰ってもいいよ」と言われたが、もうウトウを見たので一緒に帰りますと言った。20時前に観光バスを先導して細い道を下って宿に着いた。女将さんが迎えてくれてお風呂へと言われたがもう入っているため、断り床に就くように準備した。テレビを見ながら23時には就寝した。 |